坂東郷土館ミューズ - 坂東市, 茨城県

大出英明

令和7年3月15日から5月6日まで
「猿島坂東観音開帳記念　萬蔵院寺宝展」を開催しています。
市内、萬蔵院所蔵の「如意輪観世音菩薩坐像」はじめ棟方志功の仏画や各種仏教美術の展示を行っています。
ですので以前の企画展の写真と今回の企画展の写真を入れ替えたいと思います。
ポスターにもなっている観音様は造られた年代は資料がなく、よくわからないそうですが装身具含め洗練されていて見事な出来映えですよ。

図書館、天体望遠鏡、視聴覚ホールが一体となった郷土館で坂東市の歴史に関した資料を展示しています。
5月に平将門資料展示を見に来館。
現在、第3土曜日に将門に関する郷土史講座を行っており私が興味を示すと「定員はいっぱいになりましたが欠員が出たらご連絡します。」と言っていただき結局、都合が合わずお断りしましたがその丁寧なご対応には感心いたしました。
また現在、行っている特別展の案内状も封書で送ってくださいました。
特筆すべきは普段は無料でも特別展は有料という所も多い中、ここは今のところ完全無料のようです。

この施設の特徴は常設展示は平均的ながら年に数回行われる特別展はスタッフ様の熱意が感じられ見事！の一言です。

Noriyki 9.

土曜日の午後入館。
無料で閲覧できました。
企画展示が特徴的なようですが、通常展示もそれなりに充実していると思います。
地元なので、将門関連の展示に期待しましたが、そちらはそれほどでもなかったのが意外でした。
近くに逆井城跡公園があるので、歴史好きならそちらも合わせて観に行くと良いと思います。

高橋まる

2024/03/15 初訪問。無料なのに展示物が素晴らしかった！図書館も気にいれました。ただ辺鄙な処のあるからなのか、人が全然居なくて驚いたかな。

増田孝夫

聖徳太子絵図展開かれており、ロビーでビデオ20程度事前学習してから見学しました。常設コーナーも充実しており、見応えあります。駐車場がわかりにくく、複数ヶ所ありそうです。

pochomay

聖徳太子絵伝行って来ました。漠然としていた太子の生涯が絵で丁寧に描かれており大変参考になりました。ロビーのテレビで先に見てから実物を見ると分かりやすくていいと思います。通常展示もそれなりに見応えがあります。ポスターも無料配布してました。話は変わりますが帰り道、土浦の(株)第一自動車のトラックにしつこく煽られました。前も詰まっていたので理由は全く分かりません。皆さんもお気を付けください。

IGARASHI M.

仕事までの待ち時間に寄ってみました(笑)
展示室自体は大きくないですが、地域の歴史と美術と企画展を一様に楽しめて無料なのでとてもオススメです！

弘法真魚

石碑の企画展でお世話になりました。
こちら、結構歴史好きにはうれしい企画をやってくださいますね。
それと周囲の市町村郷土資料館の展示等の情報が得られるのが、ホントにありがたい。
おとなりの野田市から行ったのですが、場所的にはほぼ坂東市の北端になるのでしょうか。
道中、眺めがいいですよね。のんびり、ゆったり運転できました。
もうこれだけでも気持ちがいい（笑）
施設もいい景色の中にあります。
伺ったのが日曜午前、利用される方がいっぱいでした。
清潔、ということばがお似合い。
ドライブの目的地にしてもいい場所ですねぇ。
次回の企画展が楽しみ！

2022/7/17 川崎 是空さんの絵画展で伺いました。川崎先生の展示は2回目のようで、前回を見逃したわたくしには大変ありがたい企画でした。
展示内容は限られたものでしたが、真言信徒のわたくし、一枚目の「お不動さん」に、いきなりやられましたね 。
筆だけによる表現とは違い、下書きがあって、色つきの布の貼付があって、最終的に仕上げの色付けがあって、と。
普通の絵画よりも手間がかかる手法。
どうしてこういう手間を取るのか、わたくしのような、ゴクゴク平凡な常人には最早理解が出来ない😅
しかしご本人はピンときて、実行したわけです。

それらの1枚1枚、ひざを曲げ、背を伸ばし、目を細め、逆に目を見開き、時に角度を変え、と。
鑑賞に時間がかからないわけがない‼️
初めて見た絵画たちでありますが、わたくしのココロに深～く突き刺さってしまいましたねぇ😊
また時を置いて、見せていただきたい‼️
ありがとうございました‼️

2022/11/3　　文化の日らしく、「粛　燦寶の世界」を観に伺いました。この日は、風もなく実に穏やかな日。
こういう陽気ですと、ミューズさんまでの道中がドライブになります。
まさに「野を越え、山を越えて」の道中、深まりつつ秋の坂東の風景は、見ていて飽きない。
今は、市内あちこち「コスモスの道」がありますね。
野田市の田舎に住まうわたくしでも、目・ココロが休まる風景は、何ものにも代えがたい。
まさに坂東たる、ところですね。
粛さんの展示はたいへん、良かったです。そしてその粛さんの画をはぐくんだ坂東市の風景は、さらに良かったです。

2023/3/18　古地図の企画展でお訪ねしました。
しとしと雨の中、クルマをトロトロ転がしてゆきました。
雨の坂東もまた良し。モノクロームの風景の中、道々、目を引いたのは、ハクモクレンの白、梅・シバザクラの紅、うすピンクの大輪ツバキ、菜の花の黄...、モノクロームの風景の中でこそ見える春の訪れ。
やはりこちらは、目的地だけでなく周辺をも観る方がいいです。

ロン・オッター

平将門が根拠地としていたエリアを抱える坂東市。
その坂東市の運営する資料館ということで、展示内容はさぞかし将門フィーバーかと思いきやさに非ずで、いくつかあるコーナーの一つに留まる程度でした。
あれ？と思いましたが、ここは旧猿島町の施設であり、将門の旧跡が存在する（と思われる）岩井は合併相手のお隣。あまり自分事ではないのかもしれませんね。

とはいえ、展示内容は充実しています。
一通りの地域の歴史（縄文遺跡や逆井城と北条氏、飯沼の干拓など）に加え、この辺り一帯で栽培が盛んな猿島茶（ここが日本茶の産地の北限らしいです）や、江戸時代の猿島出身の寺社彫刻師の後藤縫殿之助など、地元ならではの展示もしっかりあり、見応えは十分です。

なかでも興味深かったのが、昭和44年に当地で発生した竜巻についての解説です。解説パネルだけではなく、その様子がよくわかるように科学館ばりの竜巻発生装置もあり、そのプロセスを体感することができます。
藤田スケールでF2だったこの竜巻は、町を北に向かって縦断し、死者2名、負傷者107名、家屋被害は全壊25軒を含む125軒、被害総額は農作物だけで10億8千万円の大被害でした。
北関東は竜巻が発生しやすい地域であり、今後もまた起きることもあり得るので、ここでその恐ろしさを学んでほしい。そんな思いで展示したのではないでしょうか。

さて、坂東市といえば東京から50km圏内の好立地でありながら、鉄道は走っておらず、また名の知れた名所や観光施設も見当たらず（いえ、本当はいろいろあるんですけどね）、「陸の孤島」と揶揄されてきました。

しかし2017年、市内初の高速道路となる圏央道が開通、坂東ICも設置されました。
更にはICのすぐ側に坂東パーキングエリアも新たに設置が決まりました。
これを機会に坂東市にもっと人が来ると良いですね。